本田技研工業株式会社

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フルレポート

FY2026 / 2026-07-13 作成機械検算 95%

エグゼクティブサマリ

本田技研工業FY2026は、四輪EV戦略見直しに伴うEV関連損失1兆5,778億円 [注記: セグメント情報(4)] を主因に、営業損失▲4,143億円・親会社帰属当期損失▲4,239億円へ転落した [営業利益(△損失)(IFRS)]。ただし損失の大半は減損・除却・引当という非現金項目であり、営業CFはむしろ+8,431億円改善し1兆1,353億円を計上、資金繰りは極めて健全である [営業活動によるキャッシュ・フロー(IFRS)]。純資産は円安による為替換算差額+7,019億円が損失を相殺し▲4,798億円に留まった [在外営業活動体の外貨換算差額]。金融サービス事業(資産17.3兆円/資金調達債務13.5兆円)が全社の担保・信用力の核であり、3年以内に7割超が償還集中する巨額リファイナンスが金利上昇局面で発生する [注記: 契約上の債務]。損失計上下でも自己株消却747百万株・DOE3%配当を維持、資本政策は強気。

財務概況

損益: 連結売上収益21兆7,966億円(+0.5%)は二輪の増収(+10.8%)が四輪減収(▲2.2%)と為替換算減を吸収した [売上収益(IFRS)]。営業損失▲4,143億円は前期比▲1兆6,278億円の激変で、EV関連損失(売上原価1,047,918百万円・研究開発費397,870百万円・持分法124,128百万円)と関税影響が主因 [注記: セグメント情報(4)]。税引前損失▲4,033億円、当期損失▲3,530億円。ROEは▲3.59%(前期6.78%)、DuPont分解では変化の主因はマージン要因▲10.37%pt [比率分解]。

バランスシート: 総資産33兆5,093億円(+8.9%)。運用側は金融事業資産+15,692億円・現金+5,897億円・二輪資産+4,649億円が牽引 [セグメント別ファクト]。調達側は資金調達債務+2,028,596百万円(11,451,267→13,479,863百万円) [注記: 資本の管理]、引当金(流動)+5,598億円(+144%)、利益剰余金▲17,462億円。

キャッシュフロー: 営業CF+11,353億円、投資CF▲8,522億円、財務CF▲369億円。現金の為替影響+3,435億円 [現金及び現金同等物の為替変動による影響(IFRS)]。⚠CF連環残差▲516億円は財政状態計算書現金50,668億円とCF現金51,185億円の差で、後述の売却目的処分グループ(IFRS5)の現金組替が原因と推察される。

連環分析 (仮説検証)

H1: 円安がEV損失を覆い隠す「双子の力学」— 為替ヘッジ・外貨調達の商機 【判定: 一部支持】

このレポートについて
対象期
FY2026
更新日
2026/07/28
本文の分量
9,894
機械検算
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