このレポートの作り方

決算資料をAIが要約したり、様々な数字をスクリーニングしたりするサービスは他にもあります。
ここでは、「かんたん財務分析くん」がそれらと何が違うか、と具体的にご紹介します。

01

資料を横断して突き合わせる

決算短信だけを読む自動要約と違い、有価証券報告書の注記、相互会社生保や系統金融機関のディスクロージャー誌、決算説明資料まで取り込みます。単一の書類では見えない食い違い — 本文の説明と注記の数字がずれる、前期と定義が変わっている — は、書類をまたいで初めて見えます。

02

数字の整合を機械が検算する

金額の抽出・単位換算・会計恒等式 (貸借対照表・損益計算書・キャッシュフローの連環) の検算は、生成AIではなく専用のプログラムが行います。照合できた件数と、照合できなかった件数を、レポートの冒頭に数字で刻みます。都合の悪い数字を伏せない作りです。

03

数字の裏にあるビジネスを読む

利益が増えた、で終わりません。その利益が現金を伴うのか、評価上のものか。増えた資産は誰から調達した資金で買ったのか。借入の返済期限はいつ来るのか。数字の変化を、事業と資金繰りの動きとして書きます。

04

速報の要約ではなく、時間を掛けた分析

仮説を立て、資料に戻って裏を取り、崩れた仮説は捨てる。この工程を何段も回してから書き始めます。1本あたり数十分の計算と検証を掛けているので、決算発表の当日に何十本も並べることはできません。速く広く出すことより、1本を読み切る価値があるかを優先しています。決算のあらましを知りたいだけなら、無料のかんたん解説で足ります。

05

幅広い読み手のニーズをカバーする

サービス名に「かんたん」と付いていますが、内容を薄くしているという意味ではありません。数十ページの開示資料を自分で追う作業を、かんたんに済ませられる、という意味です。無料のかんたん解説は決算のあらましを短く。フルレポートは、決算短信の要約では足りないと感じている方 — 金融機関の実務担当者、事業会社の経理・財務、決算書を自分で読む方 — に向けて、仮説の検証まで踏み込んで書きます。同じ分析から、必要な深さを選んで取り出せます。

06

誰が、どういう姿勢で作っているか

本サービスの開発チームには外資系金融機関で市場分析に15年以上たずさわってきたメンバーもおり、実直で真面目な分析レポートを実務レベルで通用する粒度でお届けすることを目指しています。閲覧数のために過度に煽ったり、都合の悪い数字を落として分析したりはせず、また無責任な株価予測や売買のタイミングを示すこともしません。公に開示された事実と、そこから検証・検算できる範囲のことをできるだけ深掘りします。

EDINET 開示ベースのフルレポート 35本・本文の金額表記 6,635件のうち 6,210件 (94%) が機械照合済み

検算の結果はレポートごとに違います。各レポートの「このレポートについて」から、照合した件数と、分析が参照した資料の一覧を確認できます。