株式会社神戸物産

3038 / プライム

かんたん解説

2026年10月期 第3四半期 / 2026-09-13 作成機械検算 92%

今回の決算でわかったこと

  • 本業は増収増益で、しっかり伸びた半年だった 「業務スーパー」を展開する神戸物産の2026年度上半期 (2025年11月〜2026年4月) は、売上高2,861.7億円で前年同期比+5.1%でした。本業のもうけを示す営業利益は210.4億円で、+10.2%と売上以上に伸びています。店舗数は純増15店で総数1,137店となり、既存店への出荷も前年比102.8%と堅調でした。会社が掲げる年間目標 (純増32店・既存店成長102%以上) に対して、達成圏内のペースで進んでいます。

  • 経常利益の大きな伸びは、為替の追い風によるところが大きい

このレポートについて
対象期
2026年10月期 第3四半期
資料の種類
半期報告書 (EDINET) / 有価証券報告書 (EDINET) / 決算短信 (TDnet) / 決算説明資料(IRサイト) / 決算資料(TDnet) / 適時開示イベント (EDINET) / 外部ヘッドライン
分析日
2026/09/13
本文の分量
3,200
機械検算
金額表記 50件中 46件を照合

参照した資料の明細

  • 半期報告書 (EDINET) — FY2026/H1 (公表 2026/06/15)
  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2025 (時系列比較) (公表 2026/01/28)
  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2024 (時系列比較) (公表 2025/01/30)
  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2023 (時系列比較) (公表 2024/01/31)
  • 決算短信 (TDnet) — 2026年10月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) (公表 2026/09/11)
  • 決算説明資料(IRサイト) — 決算説明資料 (公表 2026/09/13)
  • 決算説明資料(IRサイト) — 決算説明資料 (公表 2026/09/13)
  • 決算説明資料(IRサイト) — 決算説明資料 (公表 2026/09/13)
  • 決算説明資料(IRサイト) — 決算説明資料 (公表 2026/09/13)
  • 決算説明資料(IRサイト) — 決算説明資料 (公表 2026/09/13)
  • 決算資料(TDnet) — 2026年10月期 第3四半期 決算説明資料 (公表 2026/09/11)
  • 適時開示イベント (EDINET) — 臨時報告書・訂正臨時報告書 など 17件 (直近24ヶ月)
  • 外部ヘッドライン — 業界・市場ニュース 5件

収録している項目 (5)

  • 今回の決算でわかったこと
  • 数字で見ると
  • この会社は何で稼いでいるか
  • 気をつけて見ておきたいところ
  • ひとこと

全文を無料で読めます

つづきを読む (無料)

フルレポート

2026年10月期 第3四半期 / 2026-09-13 作成機械検算 92%

エグゼクティブサマリー

  • 神戸物産の FY2026 中間期 (2025/11–2026/4) は増収増益。売上高 2,861.7 億円 (前年同期比+5.1%)、営業利益 210.4 億円 (+10.2%)、経常利益 244.4 億円 (+16.8%)、親会社株主に帰属する中間純利益 165.0 億円 (+15.7%)。
  • ただし経常利益には為替差益 25.4 億円が乗っており、為替予約・外貨資産の時価で経常が四半期ごとに大きく振れる体質が続く。本報告書より新しい 3Q 短信 (2026-09-11) では、営業増益 (+3.2%) にもかかわらず経常は前年同期比 −9.6%・純利益 −10.9% と反転している。利益の質の中心論点はここにある。
  • バランスシートでは、返済期限が 1 年内に到来した長期借入金 210 億円が短期借入金へ振り替わった (短期借入金 31.2→241.2 億円、長期借入金 270.2→44.6 億円)。1 年内に大口の返済・借換えの判断点が来る。一方で手元の現金及び現金同等物は 1,385.3 億円と借入残高を大きく上回る。
  • 2026-03-31 に LSG Asia-Pacific 15 社 (香港・タイ・韓国・NZ・グアム等の機内食会社群) の株式譲渡契約を締結。対価は現金、実行は当連結会計年度中を予定、取得原価は未確定。借入期日と重なる下期の大型資金・為替イベント (規模は未確定) であり、買収対価の為替手当て・資金構成が営業対話の入口になる。
  • 通期会社予想 (売上 5,665 億円・営業利益 430 億円・純利益 295 億円) は 3Q 時点で据え置き。進捗率は売上 76.4%・営業 72.8%・純利益 79.2%。

出典タグの見方: 文末の は有価証券報告書など開示資料の該当箇所を、 などその他の角括弧タグは、その数値・検知が数値検算プログラムの機械計算値そのままであることを示す。「⚡逸脱◯σ」は当期の変化が例年の変動幅 (σ) の何倍かの機械検知。

事業概要

神戸物産は、食品ディスカウント店「業務スーパー」のフランチャイズ (FC) 本部である。加盟店への商品卸売とロイヤリティ収入に加え、国内 28 の自社食品工場と約 50 の国・地域からの直輸入によるプライベートブランド (PB) 商品の製造・供給を一体で行う。報告セグメントは「業務スーパー事業」「外食・中食事業」「エコ再生エネルギー事業」の 3 つで、売上・利益の 9 割超を業務スーパー事業が占める。当中間期には、グルメ杵屋との合弁会社・株式会社 MEAL HUB を設立して連結範囲に加えた。

財務概況

業績

項目 (中間連結・億円) 当中間 (FY2026/H1) 前年同期比
売上高 2,861.7億円 +5.1%
売上総利益 355.1億円 +12.1%
営業利益 210.4億円 +10.2%
経常利益 244.4億円 +16.8%
税金等調整前中間純利益 244.3億円
親会社株主に帰属する中間純利益 165.0億円 +15.7%
中間包括利益 169.2億円

前年同期の売上高は 2,723.1 億円で、増収は数字でも確認できる。増益の中身には注意が要る。営業外収益に為替差益 25.4 億円が計上され、前年同期は逆に為替差損 (約 19.7 億円規模) とデリバティブ評価益 (約 11.5 億円規模) だった。つまり経常の +16.8% には、為替関連損益の期間差が大きく効いている。一方で前年同期に約 18.4 億円規模あった補助金収入は当中間 3.9 億円に縮小しており、押し上げ・押し下げが混在する。営業利益ベースの +10.2% が事業の実力に最も近い。

1 株当たり中間純利益は 74.41 円 (前中間 64.48 円)。

バランスシート

項目 (億円) 前期末 (2025/10) 当中間末 (2026/4)
総資産 2,601.9億円 2,694.2億円
現金及び預金 1,309.9億円 1,389.4億円
売掛金 302.3億円 312.1億円
商品及び製品 176.3億円 172.8億円
有形固定資産 662.2億円 666.2億円
買掛金 380.2億円 407.2億円
短期借入金 31.2億円 241.2億円
長期借入金 270.2億円 44.6億円
未払法人税等 101.5億円 80.1億円
純資産 1,614億円 1,723.3億円
自己資本比率 60.5% 62.3%

(すべて。前期末の BS は資産 2,602 億円 = 負債 988 億円 + 純資産 1,614 億円で検算一致)

最大の変動は借入の流動・固定間の振替である。会社は「返済期限が 1 年内に到来する長期借入金を固定負債から振り替えたことによる短期借入金の増加 210 億円」「流動負債への振替等による長期借入金の減少 225.6 億円」と明記している。新規の外部調達ではない。CF 計算書でも借入による収入はゼロで、返済 15.6 億円のみである。純資産の増加 109.3 億円の主因は利益剰余金の増加 98.4 億円と新株予約権の増加 4.6 億円。

このレポートについて
対象期
2026年10月期 第3四半期
資料の種類
半期報告書 (EDINET) / 有価証券報告書 (EDINET) / 決算短信 (TDnet) / 決算説明資料(IRサイト) / 決算資料(TDnet) / 適時開示イベント (EDINET) / 外部ヘッドライン
分析日
2026/09/13
本文の分量
22,679
機械検算
金額表記 50件中 46件を照合

参照した資料の明細

  • 半期報告書 (EDINET) — FY2026/H1 (公表 2026/06/15)
  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2025 (時系列比較) (公表 2026/01/28)
  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2024 (時系列比較) (公表 2025/01/30)
  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2023 (時系列比較) (公表 2024/01/31)
  • 決算短信 (TDnet) — 2026年10月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) (公表 2026/09/11)
  • 決算説明資料(IRサイト) — 決算説明資料 (公表 2026/09/13)
  • 決算説明資料(IRサイト) — 決算説明資料 (公表 2026/09/13)
  • 決算説明資料(IRサイト) — 決算説明資料 (公表 2026/09/13)
  • 決算説明資料(IRサイト) — 決算説明資料 (公表 2026/09/13)
  • 決算説明資料(IRサイト) — 決算説明資料 (公表 2026/09/13)
  • 決算資料(TDnet) — 2026年10月期 第3四半期 決算説明資料 (公表 2026/09/11)
  • 適時開示イベント (EDINET) — 臨時報告書・訂正臨時報告書 など 17件 (直近24ヶ月)
  • 外部ヘッドライン — 業界・市場ニュース 5件

収録している項目 (40)

  • 業績
  • バランスシート
  • キャッシュフロー
  • セグメント
  • 資金循環
  • 仮説1: 約240億円の借入が1年内返済に振り替わり、FY2026下期〜FY2027に返済・借換えの判断点が来る 【判定: 一部支持】
  • 仮説2: LSG APAC買収が下期〜来期最大級の資金・為替イベント 【判定: 一部支持】
  • 仮説3: 為替予約はヘッジ会計非適用で、経常利益が為替の時価で毎期大きく振れている 【判定: 一部支持】
  • 仮説4: 外貨建て現預金を相応の規模で保有している 【判定: 一部支持】
  • 仮説5: 営業CFの前年同期比減少は税支払いの期ズレと運転資本の反動で、稼ぐ力の劣化ではない 【判定: 一部支持】
  • 仮説6: 補助金収入の縮小は一過性収益の正常化 【判定: 一部支持】
  • 仮説7: M&A連打は「食の製販一体」への資本再配分で、投資CF・企業投資が構造的に増える 【判定: 一部支持】
  • 仮説8: 新株予約権の積み上がりと自己株18.83%は、株式報酬中心の設計と資本政策の観察論点 【判定: 一部支持】
  • 仮説9: エコ再生エネルギーの利益回復は前年の一過性要因の反動 【判定: 一部支持】
  • 反証・棄却された見立て
  • 資金動態: 現金は5年で倍増、使途がM&Aへ移る転換点
  • 有利子負債: 残高は縮小、ただし期日がほぼ全額1年内へ
  • 為替リスク (為替の影響を受ける金額) と海外資産
  • 与信観点 (債務償還能力)
  • 退職給付・人件費
  • M&A・組織再編
  • 追加情報: LSG Asia-Pacific 15社の株式譲渡契約
  • 重要な契約等
  • 連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更: MEAL HUB設立
  • 重要な後発事象: 該当なし
  • セグメント情報: 全社費用の拡大
  • 中間連結損益計算書: 営業外の構成が総入れ替え
  • 中間連結貸借対照表: 繰延ヘッジ損益の科目が無い
  • 配当に関する注記: 30円配当を1月に支払い
  • 大株主の状況: 財団31.7%の安定株主構成
  • 監査: 期中レビューは無限定の結論
  • 償還能力
  • 資本
  • 流動性
  • 資産の質
  • 格付トリガー・財務制限条項
  • 資本効率
  • 還元
  • モメンタム
  • 主要経営指標の推移

つづき (全文 約 23,000字) は購入後すぐ読めます

3,980で読む (税込)

レポートは公表情報のみに基づく情報提供であり、投資助言ではありません。 会員登録なしでご購入いただけます。