株式会社アシックス
7936 / プライム
かんたん解説
2026年12月期 第2四半期 / 2026-08-16 作成機械検算 95%今回の決算でわかったこと
- 4期連続で過去最高を更新し、中期計画の目標を1年前倒しで達成しました。 アシックスの2025年12月期は、売上高8,109.2億円(前期比+19.5%)、営業利益1,425.2億円(+42.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益987.2億円(+54.7%)と、大幅な増収増益でした。会社が掲げていた中期経営計画2026の修正後目標(営業利益1,300億円以上・営業利益率17.0%以上・ROA15%前後)を、予定より1年早くクリアしたことになります。
このレポートについて
- 対象期
- 2026年12月期 第2四半期
- 資料の種類
- 有価証券報告書 (EDINET) / 決算短信 (TDnet) / 決算説明資料(IRサイト) / 適時開示イベント (EDINET) / 外部ヘッドライン
- 分析日
- 2026/08/16
- 本文の分量
- 3,116字
- 機械検算
- 金額表記 197件中 188件を照合
参照した資料の明細
- ・有価証券報告書 (EDINET) — FY2025 (公表 2026/03/04)
- ・有価証券報告書 (EDINET) — FY2024 (時系列比較) (公表 2025/03/31)
- ・有価証券報告書 (EDINET) — FY2023 (時系列比較) (公表 2024/03/25)
- ・決算短信 (TDnet) — 2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) (公表 2026/08/14)
- ・決算説明資料(IRサイト) — 2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算説明資料 PDF (公表 2026/08/15)
- ・適時開示イベント (EDINET) — 臨時報告書・自己株券買付状況報告書 など 23件 (直近24ヶ月)
- ・外部ヘッドライン — 業界・市場ニュース 19件
収録している項目 (5)
- ・今回の決算でわかったこと
- ・数字で見ると
- ・この会社は何で稼いでいるか
- ・気をつけて見ておきたいところ
- ・ひとこと
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2026年12月期 第2四半期 / 2026-08-16 作成機械検算 95%エグゼクティブサマリー
- アシックス(7936)のFY2025(2025年12月期)は売上高8,109.2億円(前期比+19.5%)、営業利益1,425.2億円(+42.4%)、親会社株主帰属当期純利益987.2億円(+54.7%)と4期連続で過去最高を更新。中期経営計画2026の修正後目標(営業利益1,300億円以上・営業利益率17.0%以上・ROA15%前後)を1年前倒しで達成した。
- 利益の質は前期より改善している。前期に計上された一過性の投資有価証券売却益69.4億円(政策保有株の全売却)が当期はゼロになったうえでの増益であり、特別利益は71.7億円→23.1億円へ縮小した。一方で当期最大の不利事実として、繰延ヘッジ損益(為替予約の評価益)が125.3億円→8.7億円へほぼ消滅し、その他の包括利益を△116.6億円押し下げた。
- 資金面では、営業CF 1,099.1億円を自己株式取得500.0億円・社債償還250億円・配当157.3億円・リース返済149.8億円に充当し、現金は147.5億円減少。社債残高は350億円→100億円(1年内償還250億円を除く)、長期借入はゼロとなり実質無借金構造が進んだ。
- 為替面では、ヘッジ会計適用の為替予約契約額が前期の約3,300億円規模から約5,300億円規模へ拡大(原注記は百万円表記の表のため概数)する一方、為替換算調整勘定は292.2億円→447.0億円(⚡逸脱8.7σ)へ拡大し、資本側の為替は開示上ヘッジされていない。
- 対象書類より新しい情報として、FY2026中間期短信(2026-08-14)で通期予想を売上高10,500億円・営業利益1,950億円へ上方修正、年間配当予想44円へ増配。アシックス商事の解散・清算方針(特別損失70億円計上)とオニツカタイガー分社化(2027年1月)も公表されている。
出典タグの見方: 文末の は有価証券報告書など開示資料の該当箇所を、 などその他の角括弧タグは、その数値・検知が数値検算プログラムの機械計算値そのままであることを示す。「⚡逸脱◯σ」は当期の変化が例年の変動幅 (σ) の何倍かの機械検知。
事業概要
アシックスグループは、アシックス本体(グローバル本社として経営管理・商品開発)と子会社63社で構成され、スポーツシューズを中心とするスポーツ用品等の製造販売、およびランニングイベントの登録・運営事業(ランニングサービス)を営む。報告セグメントは地域別の7区分(日本・北米・欧州・中華圏・オセアニア・東南・南アジア・その他地域)で、これにランニングサービス事業・スポーツ施設運営事業を含む「その他」が加わる。収益の柱はパフォーマンスランニング(売上3,635.4億円)で、スポーツスタイル(1,413.2億円)・オニツカタイガー(1,365.2億円)が高成長ドライバーとして初めて1,000億円台に乗った。製品仕入の大部分は米ドル建てであり、為替リスク管理が財務運営の中核テーマである。
財務概況
業績
| 項目 | 前期 (億円) | 当期 (億円) | 増減 (億円) | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,785.3 | 8,109.2 | +1,324 | +19.5% |
| 売上原価 | 2,996.5 | 3,502.8 | — | — |
| 売上総利益 | 3,788.8 | 4,606.3 | +818 | +21.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 2,787.7 | 3,181.1 | — | — |
| 営業利益 | 1,001.1 | 1,425.2 | +424 | +42.4% |
| 経常利益 | 926.0 | 1,393.0 | +467 | +50.4% |
| 特別利益 | 71.7 | 23.1 | — | — |
| 特別損失 | 65.3 | 28.6 | — | — |
| 税引前当期純利益 | 932.4 | 1,387.5 | +455 | +48.8% |
| 法人税等 | 293.0 | 399.2 | — | — |
| 当期純利益 | 639.4 | 988.3 | +349 | +54.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 638.1 | 987.2 | +349 | +54.7% |
| 包括利益 | 779.2 | 1,028.8 | +250 | +32.0% |
(増減欄は機械計算値のある行のみ記載。PL連環はすべて機械検算で一致)
税引前当期純利益の伸びは⚡逸脱6.3σ(例年の変動幅の約6倍)の機械検知対象であり、単年の異常値ではなくFY2022以降の利益成長トレンドの加速局面と読める。当期純利益(+54.6%)が包括利益(+32.0%)を上回るのは、繰延ヘッジ損益△116.6億円がその他の包括利益を圧迫したためで、為替換算調整勘定+154.8億円で相殺しきれていない。
バランスシート
このレポートについて
- 対象期
- 2026年12月期 第2四半期
- 資料の種類
- 有価証券報告書 (EDINET) / 決算短信 (TDnet) / 決算説明資料(IRサイト) / 適時開示イベント (EDINET) / 外部ヘッドライン
- 分析日
- 2026/08/16
- 本文の分量
- 28,641字
- 機械検算
- 金額表記 197件中 188件を照合
参照した資料の明細
- ・有価証券報告書 (EDINET) — FY2025 (公表 2026/03/04)
- ・有価証券報告書 (EDINET) — FY2024 (時系列比較) (公表 2025/03/31)
- ・有価証券報告書 (EDINET) — FY2023 (時系列比較) (公表 2024/03/25)
- ・決算短信 (TDnet) — 2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) (公表 2026/08/14)
- ・決算説明資料(IRサイト) — 2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算説明資料 PDF (公表 2026/08/15)
- ・適時開示イベント (EDINET) — 臨時報告書・自己株券買付状況報告書 など 23件 (直近24ヶ月)
- ・外部ヘッドライン — 業界・市場ニュース 19件
収録している項目 (45)
- ・業績
- ・バランスシート
- ・キャッシュフロー
- ・セグメント
- ・資金循環
- ・仮説1: 為替予約想定元本の急拡大とヘッジ含み益の剥落 【判定: 一部支持】
- ・仮説2: 金利スワップ残高ゼロ・社債圧縮で金利ヘッジ需要が消滅しつつある 【判定: 一部支持】
- ・仮説3: 単体の現金急減449億円・未収入金急増392億円はグループ資金再配置 【判定: 一部支持】
- ・仮説4: 棚卸資産の意図的積み増し=翌期増収を見越した先行手配 【判定: 一部支持】
- ・仮説5: 機械装置の急増は欧州物流センター自動化投資が主因 【判定: 支持】
- ・仮説6: 政策保有株式は完全売却済み、利益の質は前期より改善 【判定: 支持】
- ・仮説7: 税負担の急増局面入り 【判定: 支持】
- ・仮説8: 資本側の為替エクスポージャーは開示上無ヘッジ 【判定: 支持】
- ・仮説9: 関係会社株式評価損49億円はFY2026国内再編の先行イベント 【判定: 一部支持】
- ・仮説10: 支払利息・受取利息の同時縮小とネット金利収支の構造変化 【判定: 一部支持】
- ・仮説11: プロフィットシェア型賞与による人件費の業績連動化 【判定: 一部支持】
- ・仮説12: 株主還元の継続・次期中計が調達需要の窓 【判定: 一部支持】
- ・反証・棄却された見立て
- ・資金動態
- ・有利子負債
- ・為替エクスポージャー
- ・与信観点(債務償還能力)
- ・退職給付・年金資産
- ・M&A・組織再編
- ・海外子会社の未分配利益と本国還流
- ・従業員数と人件費の整合
- ・デリバティブ取引関係: 契約額の急拡大とNDFの存在
- ・金融商品関係: 金銭債権・負債の満期構成
- ・重要な会計上の見積り: 開示項目の入れ替わり
- ・税効果会計関係: 防衛特別法人税と欠損金の消滅
- ・当座貸越契約: 未実行枠1,930億円
- ・退職給付関係: 年金資産構成の大幅シフト
- ・関連当事者情報: 役員向け自己株処分の新規記載
- ・減損損失: 店舗からソフトウエアへ
- ・連結損益計算書: 債務免除益と海外事業関連損失
- ・後発事象・重要な契約等
- ・償還能力
- ・資本
- ・流動性
- ・資産の質
- ・格付トリガー・財務制限条項
- ・資本効率
- ・還元
- ・モメンタム
- ・主要経営指標の推移
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