株式会社三井住友フィナンシャルグループ

8316 / プライム / 銀行業

かんたん解説

FY2026 / 2026-08-01 作成機械検算 94%

今回の決算でわかったこと

  • 利益が大きく伸び、前の中期経営計画の目標も達成しました。 親会社株主に帰属する当期純利益 (最終的に株主のものになる利益) は15,830億円で、前期比+4,050億円・+34.4%の増加でした。経常利益も23,034億円と前期比+5,839億円です。前中期経営計画の最終年度目標であったROCET1 9.5%以上・CET1比率10%程度に対し、実績はROCET1 15.2%・CET1比率10.3%で達成した、と会社は説明しています。
このレポートについて
対象期
FY2026
資料の種類
有価証券報告書 (EDINET) / 決算短信 (TDnet) / 適時開示イベント (EDINET) / 外部ヘッドライン
更新日
2026/08/01
本文の分量
4,977
機械検算
金額表記 344件中 322件を照合

参照した資料の明細

  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2026 (公表 2026/06/19)
  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2025 (時系列比較) (公表 2025/06/20)
  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2024 (時系列比較) (公表 2024/06/21)
  • 決算短信 (TDnet) — 2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) (公表 2026/07/31)
  • 適時開示イベント (EDINET) — 訂正発行登録書・発行登録追補書類 など 36件 (直近24ヶ月)
  • 外部ヘッドライン — 業界・市場ニュース 20件

収録している項目 (5)

  • 今回の決算でわかったこと
  • 数字で見ると
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  • 気をつけて見ておきたいところ
  • ひとこと

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フルレポート

FY2026 / 2026-08-01 作成機械検算 94%

エグゼクティブサマリー

当期の親会社株主に帰属する当期純利益は15,830億円(前期比+4,050億円・+34.4%)、経常利益は23,034億円(同+5,839億円)と大幅増益。前中期経営計画の最終年度目標(ROCET1 9.5%以上・CET1比率10%程度)はROCET1 15.2%・CET1比率10.3%で達成した [注記: 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]。増益の中核は円金利上昇を捉えた資金運用収支(前期比+3,814億円)と役務収支(同+2,614億円)だが、持分法投資損益+1,432億円は前期ののれん減損剥落という一過性の押し上げである。一方、株式等損益は4,461億円と高水準ながら前期比-638億円で、増益への寄与はマイナスである。利益の質は「コア増益+一過性の押し上げ」の混合である点に留意が必要。バランスシート面の最大の構造変化は、満期保有目的の国債が109,550百万円から4,420,557百万円へ急増したこと(区分振替ではなく新規取得)で、評価損を純資産に出さずに5〜10年ゾーンの円金利リスクを取りに行く明確な意思決定が読み取れる。ただし時価差額は△178,649百万円(うち国債△173,946百万円)と取得直後から含み損が発生しており、経済価値ベースでは当期最大のリスク論点でもある。同時に、株式は一方的な益出し・国債は一方的な損出し・外債はグロス両建て入替という3系統の売却が同一年度に実行されており、債券ポートフォリオの再構築が進行中。信用面では不良債権比率が0.67%→0.97%に上昇し、その増加は海外(中南米・北米)に集中している。

出典タグの見方: 文末の [注記: ◯◯] は有価証券報告書など開示資料の該当箇所を、[数値ファクト] [前期比差分] [検算] [時系列] などその他の角括弧タグは、その数値・検知が数値検算プログラムの機械計算値そのままであることを示す。「⚡逸脱◯σ」は当期の変化が例年の変動幅 (σ) の何倍かの機械検知。

事業概要

株式会社三井住友フィナンシャルグループは、株式会社三井住友銀行を中核に、銀行業務・リース業務・証券業務(SMBC日興証券)・コンシューマーファイナンス業務(三井住友カード、SMBCコンシューマーファイナンス)・システム開発等の金融サービスを行う持株会社である(連結子会社184社、持分法適用会社252社)[注記: 事業の内容]。報告セグメントはホールセール事業部門(国内大企業・中堅中小)、リテール事業部門(国内個人中心)、グローバル事業部門(海外の日系・非日系企業)、市場事業部門(金融マーケット対応)、本社管理の5区分 [注記: 報告セグメントの概要]。収益の柱は銀行業の資金運用収支と役務取引等収支であり、当期の連結粗利益は48,447億円 [注記: 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]。国際統一基準行(先進的内部格付手法)であり、G-SIBsとしてTLAC規制の適用を受ける [注記: 事業等のリスク]。

財務概況

業績

項目 前期 当期 増減 増減率
経常収益 101,749億円 107,909億円 +6,160億円 +6.1% [前期比差分]
資金運用収益 69,286億円 72,248億円 +2,962億円 [比率分解]
資金調達費用 45,904億円 45,051億円 [時系列]
役務取引等収益 18,749億円 21,101億円 [時系列]
営業経費 24,020億円 26,515億円 [時系列]
経常利益 17,195億円 23,034億円 +5,839億円 +34.0% [前期比差分]
特別利益 30.9億円 97.5億円 [数値ファクト]
特別損失 226.3億円 613.7億円 [数値ファクト]
税引前当期純利益 16,999億円 22,517億円 +5,518億円 +32.5% [前期比差分]
親会社株主に帰属する当期純利益 11,780億円 15,830億円 +4,050億円 +34.4% [前期比差分]
包括利益 7,125億円 21,291億円 +14,165億円 +198.8% [前期比差分]

PL連環は機械検算で一致(経常利益23,034億円 = 経常収益107,909億円 − 経常費用84,875億円)[検算]。

資金運用収支は前連結会計年度比3,814億円増益の2兆7,196億円 [注記: 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]。増収の主因は残高要因+4,048億円で、利回り要因は-1,026億円のマイナス [比率分解]。ただしこれは連結全体の近似であり、国内・海外別開示では国内が貸出金利回り1.67%→1.88%と上昇、海外は5.82%→5.00%と低下しており、方向が分かれる [注記: 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]。国内の資金運用収支は前期比5,889億円増益、海外は1,638億円減益で、増益の重心は明確に国内円金利にある [注記: 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]。営業経費は前期比2,496億円増加(インフレ影響・リテール子会社の業容拡大・戦略投資)したが、連結業務純益は前期比6,116億円増益の2兆3,309億円と経費増を粗利益増が大きく上回った [注記: 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]。

このレポートについて
対象期
FY2026
資料の種類
有価証券報告書 (EDINET) / 決算短信 (TDnet) / 適時開示イベント (EDINET) / 外部ヘッドライン
更新日
2026/08/01
本文の分量
31,060
機械検算
金額表記 344件中 322件を照合

参照した資料の明細

  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2026 (公表 2026/06/19)
  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2025 (時系列比較) (公表 2025/06/20)
  • 有価証券報告書 (EDINET) — FY2024 (時系列比較) (公表 2024/06/21)
  • 決算短信 (TDnet) — 2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) (公表 2026/07/31)
  • 適時開示イベント (EDINET) — 訂正発行登録書・発行登録追補書類 など 36件 (直近24ヶ月)
  • 外部ヘッドライン — 業界・市場ニュース 20件

収録している項目 (42)

  • 業績
  • バランスシート
  • キャッシュフロー
  • セグメント
  • 資金循環
  • 仮説1: 円金利上昇局面で中期JGBを満期保有区分に大量新規計上 【判定: 支持】
  • 仮説2: 株で益出し・円債で損出しの両建てリサイクル 【判定: 支持】
  • 仮説3: 借用金2兆円圧縮=調達構造の「預金+TLAC社債」シフト 【判定: 一部支持】
  • 仮説4: 特定取引資産・負債の急膨張はデリバ時価のグロスアップ+顧客フロー拡大 【判定: 一部支持】
  • 仮説5: 外債は積み増し・ヘッジは選別、外貨調達の現地化 【判定: 一部支持】
  • 仮説6: 金利リスク量は意図的に増加、規制資本への効き方は区分で異なる 【判定: 一部支持】
  • 仮説7: 信用リスクの重心は海外へ 【判定: 支持】
  • 仮説8: 増益の質 — 残高要因主導のコア増益+一過性・非現金項目の押し上げ 【判定: 支持】
  • 仮説9: 年金サープラスの急拡大と年金ALMの見直し余地 【判定: 支持】
  • 仮説10: 再担保差入の急増はレポ・デリバ活動拡大の裏面 【判定: 支持】
  • 反証・棄却された見立て
  • 有価証券ポートフォリオの全体像
  • 円債 vs 外債のフロー
  • デュレーションの延長・短縮
  • 勘定区分の動向(満期保有 / その他 / 売買目的)
  • 益出し・損出しの動向
  • ヘッジの増減と債券ポートの対応
  • 総合判定
  • 外貨バランス
  • 資本・収益構造
  • 満期保有目的の債券の急増と含み損
  • VaR計算方法の見直し
  • フォワードルッキング引当の3系統
  • SMBC MANUBANKの事業売却
  • 重要な後発事象: 株式分割・自己株取得・消却
  • 持分法適用関連会社の減少に伴う利益剰余金減少
  • 睡眠預金払戻損失引当金の急増
  • 劣後調達の積み増し
  • 償還能力
  • 資本
  • 流動性
  • 資産の質
  • 格付トリガー・財務制限条項
  • 資本効率
  • 還元
  • モメンタム
  • 主要経営指標の推移

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